トナミ運輸(綿貫勝介社長、富山県高岡市)は13日、第一貨物とともに各社の富士支店及び
小牧支店で、「中京・東海地区―関東」間の共同運行を行なうと発表した。
同社は平成24年9月に、第一貨物および久留米運送と協力し、3社の輸送の良質なサービスと運行
機能の効率化を主目的として、合弁出資による「ジャパン・トランズ・ライン(株)」(以下、JTL)を設立し、
3社の関東~関西間の幹線運行の一部を担ってきた。平成26年9月以降、今後の一層の運行効率化の
一環として、JTL運行部会による協議を重ねてきた結果、今回の共同運行を開始することとなった。
共同運行の内容は、
①1便は第一貨物富士支店の自社便で、トナミ運輸富士支店から5トンの関東向け貨物を積載する
②もう1便は、トナミ運輸小牧支店の自社便が第一貨物㈱小牧支店から5トンの関東向け貨物を積載する
というもの。両社の自社幹線便の一層の共同化促進により、幹線運行・効率化の進展を図る。
同社では、今後、土・日曜日の運行効率化に向け、共同化の拡大を検討することとし、また、部分的な
施設面の共用化や共同配達の具体化をはかり、一層のシナジー効果の拡大に努めるとしている。