中京陸運㈱(鷹見正彦社長、名古屋市熱田区)ではこのほど、木場物流センターで進めて
きた太陽光発電システムの設置が完了したと発表した。今回の設置は同社として5箇所目
となり、年間約86キロリットルの石油削減効果があるという。同社ではこれまでにも、さまざ
まな省エネ活動を通して環境保護に取り組んでおり、今後、さらなる社会貢献活動を展開し
ていく方針だ。
今回、木場物流センターに設置したシステム容量は約228Kwで、年間約25万4000K
whの発電を見込む。電力会社の受け入れの関係上、来年7月からの売電開始となる予定
で、今回の木場物流センターへの設置は、同社にとって藤前整備工場(システム容量25・0
kw)、藤前整備工場(同)、湾岸営業所 (同24・0Kw)、九号地営業所(同38・8Kw)に次い
で5箇所目となり、グループ会社の名古屋陸送㈱のセントレア営業所(システム容量40・0K
w)、飛島営業所(システム容量40・0Kw)を含めるとグループ全体で8箇所目となる。
鷹見社長は「我々運送事業者は排ガスを出してトラックを走らせており環境に対するイメー
ジが良くない。少しでも二酸化炭素を出さない分野で貢献したいという思いがあった」と動機
を説明。さらにパネルによって物流センター内の断熱効果もあり夏場には物流センター内の
作業環境の向上にも期待を寄せている。
また、同社ではこれまでにも、井戸水や雨水を使用してトラックの洗車などを行っていたり、
事務所や倉庫の水銀灯をLEDに変更するなどして、環境に配慮した省エネ活動に取り組ん
できた。太陽光発電システムはそうした環境活動の一環で、今後も積極的に推し進めていく
方針だという。
2014.12.24