愛知県は12月16日、愛知県警察と共同で調査中だった野立陸運(名古屋市中川区)による軽油引取税に
係る地方税法嫌疑事件について、愛知県知事の承認を受けずに軽油と灯油を混和して不正軽油を製造した
同社および同法人の代表者ら2名を製造承認義務違反の嫌いで、さらに承認を受けずに製造された不正軽油の
原料となる灯油を提供した者1名を不正軽油原材料等供給罪の嫌疑により、名古屋地方検察庁に告発したと発表した。
外山、清水両容疑者は共謀の上、愛知県知事の承認を受けないで、平成25年5月23日頃から同年8月6日頃までの間、
8回にわたり、豊明市内の外山が経営する運送会社の石油製品貯蔵施設において、軽油と灯油を混和して、
合計約200キロリットルの不正軽油を製造した。また、岩井容疑者は、製造された不正軽油の原材料である
灯油約160キロリットルを、野立陸運に対し提供した。愛知県税務課は、平成25年8月29日及び平成26年11月27日に
関係場所を捜索し、多数の証拠物件を押収。また、愛知県警察は、平成26年11月27日に嫌疑者3名を地方税法違反
(製造承認義務違反・不正軽油原材料等供給罪)の被疑事実により逮捕していた。
2,014.12.24